「第4回 城昌幸研究会」を、以下の要項にて開催いたします。
ご都合がつきましたら、ぜひご参加ください。

※定員の8名に達しました。

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・日時:4月25日(土)17:00~19:00
・会場:大田区立馬込図書館 3F集会室
(現地集合・現地解散)

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第1回・第2回・第3回の概要、および第4回の予定は以下の通りです。

第1回
・あまり知られていない城昌幸の人物像と私生活の一端を、夫人の言葉から探りました。
・発起メンバーの顔合わせを行い、会のあり方を検討しました。

第2回
・其蜩庵に居住した期間に書かれた「ママゴト」を読みました。城の其蜩庵に対する屈折した心情や、当地(東京都大田区中馬込付近)での生活や風物が作品に反映されているのではないか、との読みが提示されました。
・平面図と写真(馬込図書館所蔵のアルバム、および其蜩庵があった頃の航空写真)を参照しながら、其蜩庵のイメージを検討しました。外部の人を迎え入れた「西部分」、私生活の場である「東部分」、そしてそれらをつなぐ赤い欄干の付された「渡土間」という構造が共有されました。広大な邸宅でありながら周辺の人々の記憶に残りづらかったのは、路地を入った先に入口(長屋門)があったためではないか、という推論も示されました。

第3回
・其蜩庵を構想し始める6年ほど前に書かれた「スタイリスト」を読みました。「ママゴト」と同様、“建造物”がモチーフになっている作品です。作中のR・Rの美意識の根源(従来の美意識の踏襲か、否か)についても意見が交わされました。
・其蜩庵の細部へと徐々に目を凝らし、1日2度入ったという内風呂、志村立美「若さまざむらい」の天井画を配した寝室、法華経を唱えたであろう仏間の位置などについても検討しました。其蜩庵に長く住むにつれて、「スタイリスト」にも現れていた自己顕示欲がどのように変容していったかについても意見が交わされました。

第4回(予定)
・第3回で取り上げた「スタイリスト」(昭和23年)と、第2回で取り上げた「ママゴト」(昭和33年)の間に書かれた「その家」(昭和26年)を読みます。其蜩庵の構想・準備を始める約2年前にあたり、この奇体な建造物への意欲がより高まった時期の作品と考えられます。小説家・西村賢太に強烈な印象を与えた一作です。
・其蜩庵の大まかな構造が見えてきたため、今回は細部の意匠と、それに込められた機能や意味を探っていければと思います。以下の意匠を取り上げますので、参考資料などございましたら、ぜひお持ち寄りください。
「片流れの天井」
「床の間」
「一文字瓦」
「長屋門」
「待合」
「腰高障子」
「にじり口」
「貴人口」
「蹴込床」
「花頭窓」
「吊り上げ窓」
「舞良戸」
など。

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定員は8名です。
ご参加をご希望の方は、本メールにご返信ください。
会費は無料です。

どうぞよろしくお願いいたします。

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研究会の目的

◦ 城 昌幸の作品の精読と、彼のユニークな住まい「其蜩庵」の立体化を進める中で、城 昌幸の4つ顔」を詳らかにします。
◦ 精読と研究を通して得た知見は、それぞれが自らの研究、表現、活動、生活に適宜、自由に生かします。
◦ 城 昌幸というユニークな人物が広く世に知られるようになればと思います。

〔参考〕城 昌幸の4つの顔」
詩人としての顔
ショート・ショート作家としての顔
捕物帳作家としての顔
編集者・社主としての顔

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目的に至るための方法

◦ 2ヶ月に1回、研究会(読書会を兼ねる)を持つ予定です。城 昌幸研究を推進しておられる文学研究家・小野塚力氏を中心としながらも、基本フリートークで進めたいと思います。疑問点はなるべく後回しにしないでその場で出してもらい、脱線することも可とします。研究の場であるとともに交流の場ともしたいのです。ご都合のつくときのご参加でかまいません。

◦ 其蜩庵のジオラマ制作と、それの公共施設への設置の可能性を探りたいと思います。

◦ 研究会の成果が蓄積した段階で、参加者60人規模の講演会を開催できればと思います。朗読、講談、寸劇などをセットにして多くの人に関心を持ってもらえるものにしたいです。入場料を1,000円ほど取る興行にするのもいいかもしれません(出演者への謝礼を考慮)。出版社に書籍の販売に来てもらうことも考えます。

◦ ジオラマ完成後、「大田文学」で30ページほどの城 昌幸の特集を組む予定です。タイトルは「奇邸・其蜩庵の謎に迫る!」とか。

◦ 上記のことが達成された後に、城 昌幸本を発行する予定です。本格評伝の他、イラスト入りの作品紹介、其蜩庵についての図入りの詳細な解説などで構成し、多くの人に関心を持ってもらえるものにしたいです。其蜩庵の構造から書、茶、禅、俳句にも言及し、それらの簡単な入門書になるようにしたいです。

〔参考〕城 昌幸の建造物に対する考え方が反映していると思われる作品
○『都会の神秘』(1926年)
○『老衰』(1932年)
○『模型』(1935年)
○『艶隠者(えんのいんじゃ)』(1948年)
○『スタイリスト』(1948年)
○『その家』(1951年)
○『ママゴト』(1958年)