
こんにちは。中野と申します。25年以上も馬込文学マラソンというサイトをやってまして、ひょっとしたらこのサイト名はお耳にしたことがあるかもしれません。
このたび、『大田文学』という名の、東京都大田区から全国へ発信する、文芸誌的カルチャー誌を発行することにしました。
東京都大田区は「文学都市」と言っても過言でありません。馬込文士村をはじめ、数多くの文学資源があります。有名なところでは、20代でまだ駆け出し、または中堅になり始めた頃の川端康成や宇野千代や尾﨑士郎が住み、そして交流。それに山本周五郎が加わります。戦後は三島由紀夫が最後の筆を執りました。詩人では、北原白秋、萩原朔太郎、室生犀星、中原中也らも住みました。坂口安吾も当地に住んだ期間が長いです。宮沢賢治がチェロを習いにきた因縁の地でもあります。当地に関わりを持った作家を数えたら100名はゆうに越し、200名、300名に至るのではないでしょうか。文学探検は続きます・・・。
それらの文学資源を軸にした研究・探索・紹介を中心に、さらには、演劇、書、アート、漫画、音楽、映画といった表現活動、街歩きや建築、グルメ、さらには政治、宗教、環境、生き方、考現学や考古学などさまざまな活動や現象も取り上げ、それらを全て、“文学”として捉え直すことを考えています。
ある方から、『大田文学』が、『早稲田文学』や『三田文学』と一文字違いであるとご指摘いただきました。同じ「田」(豊穣、豊かさの象徴でもありましょう)でつながっていると。すごいことです(笑)。しかも、「大田」は、“大きな田んぼ”! 一部の文学ファンのためだけのものではありません。今まで一度も本を手にしてこなかった人にも手に取っていただきたいです。当誌が“文学”と出会う場となることを願っています。
文学は人生の処方箋です。
ガタガタが目につくとは思いますが、どうぞ、温かくお見守りください。
形態
- 持ち運びしやすいB5サイズ
- オールカラー、100ページ
- 税込1,000円(1ページ10円!)
創刊号掲載予定
- 「河口から遡る」(内川 1)『家船の影』(椋 康雄)
- 「地勢と文学」/関口良雄、石坂洋次郎、萩原朔太郎、尾﨑士郎、宇野千代、広津和郎/特別寄稿:関口直人、加賀谷 敦
- 「読めない文字を読む」(熊谷恒子のかな 書)(源 実朝「金槐和歌集」より)
- 「ショート・ショート道場」(小野塚 力)
- 写真集「山の手事情社」
- AI実験室/AI小説『多摩川と飛行場』
- 「M邸の来客簿」(保科みどり)
- 「味で巡る世界文学」(インド料理店「ホットポット」と映画「pk」)
- 「一雨等潤」(法華経より)
- 「この町で音楽を」(PiPi&Cot)
- 考古小説『三千年前』(江見水蔭)
- 傍聴小説『私を傍聴に連れてって』※蒲蒲線